ピロリ菌

ピロリ菌という言葉を聞いたことありますか?一見可愛い名前の菌ですが、実はわれわれにとっては非常にやっかいな菌なんです。
「ピロリ菌」とは胃の粘膜に生息している細菌の事で、らせん形の形をしています。

以前は胃には強い酸があるため、胃の中には最近はいないと言われていましたが、このピロリ菌が発見されて以来、非常に多くの研究がされており、 その結果このピロリ菌が「胃炎」や「胃潰瘍」などの胃の病気に深く関係している事がわかってきました。

このピロリ菌ですが、その多くは幼少期に感染しているというケースがほとんどという事がわかりました。特に衛生環境が良くなかった時代に子供だった世代に感染している人が多く、近年のように衛生環境が整っている世代には感染している人が少ないと言われています。

その原因としては井戸水の使用や上下水道が整備されていなかった時代の水などから感染しているケースが多いと言われております。またピロリ菌をもった両親から子供へ食べ物を口移しで与えてしまうとその子供にも感染してしまう確率が高くなりますので、極力口移ししないよう注意してください。