生活習慣病と食事の関係性
人の体を健康的な体をを維持するためには、ただやみくもに栄養を摂取すればいいという事では決してありません。食事のバランスによっては様々な生活習慣病のリスクが高くなる可能性があることをご存じでしょうか。
たとえばお米やパンなどの炭水化物(糖質)をが好きな人は摂取しすぎてしまうと肥満や糖尿病、虚血性心疾患などの疾患リスクが高くなるといわれています。その影響もあり、近年お米やパンなどの炭水化物を控えた(摂取しない)糖質ダイエットを行っている人もいます。
ちなみに糖質は三大栄養素の一つでもあるので、私たちの体には必要な栄養素ですが、同じく三大栄養素の脂質も過剰摂取すると肥満や脂質異常症、糖尿病、虚血性心疾患のリスクが高まる要因になります。
三大栄養素の糖質、脂質、たんぱく質と合わせて五大栄養素に数えられるのがビタミンやミネラルです。
このビタミンやミネラルが体内で不足してしまうとがんや貧血、骨粗しょう症などを引き起こす要因となってしまい、ミネラルとのバランスをとるために必要な塩分(ナトリウム)は過剰に摂取すると高血圧や脳卒中、胃がんなどといった重疾患のリスクが高まってしまうといわれています。
つまり、いくら体に必要な三大栄養素や五大栄養素も過剰摂取はかえって体に大きなリスクを高めてしまうという危険性があるため、バランスのいい食事(栄養成分をバランスよく摂取するだけでなく、三食きちんととること)をとることが大切になります。